欲望トラップ(爆牌党のタイトル風)
- なとるる~
- 2016年6月2日
- 読了時間: 2分

先日、十数時間の激務を終え、帰宅後ウマイ酒を飲んでスマホをいじっていた時の出来事。
ネットニュースから壇蜜嬢に辿り着き、脳内がピンク色に染まった私は、スマホを所持して
初めて、検索ワードに入力した。
「エロ動画」
インターネットのピンクの世界には、様々なトラップが仕掛けられているので初心者は心して
かかれと、諸先輩に聞かされてはいたのだが、加速した好奇心を止める事は出来なかった。
まさに、「一念勃起」(ウマイ!)
検索結果には、ビデオ屋ののれんを潜ったコーナーで見かけるような、魅力的なワードが
ずらり表示されていた。熟考の末、その中の1タイトルをポチっとな。
「動画の視聴は次のページへ進んでください」
どきどき…ようし、いったれー!ポチっとな。
「カシャ!」突如鳴り響く、聞きなれたスマホのシャッター音。
「撮影完了しました。映像データを送信しました」
「サイト登録ありがとうございます。1週間以内にサイト登録料150000円を振り込んでください。誤って登録された方は、こちらの番号へお電話お願いします」
・・・・!?
しゃ、写真撮られた!?じゅうごまんえん!?
全身の毛穴から、汗が滝のように噴き出した。
落ち着け、落ち着くんだ…自分に言い聞かせても、心臓の鼓動がどんどん早まる。
もう俺は、間抜けなツラをネットに晒されて、15万の借を抱えて生ていくんだ…
そのまま意識が遠のいた。
賢明な皆様はご存知のことと思いますが、当然こんな不当な登録料など払う義務はありません。
カメラのシャッター音は、ただ音が鳴っただけで、外部から携帯のカメラを作動させることは
出来ないそうです。もちろん焦って解約の電話などしようものなら、こちらの番号が知られて
しまい、野太い男の声で解約料の請求の電話が掛かってくることでしょう。
幸い私は、たまたまニュースを見てこのトラップを知っていたので窮地には陥りませんでした。
しかしそれでもシャッター音にはマジ焦った。もっかい調べたくらい焦った(ーー;)
みなさまも、くれぐれも悪の巣窟インターネットにはご用心・・・